「ウェブアクセシビリティ」という言葉をご存知でしょうか?
ウェブアクセシビリティとは何か?
と問われると、ウェブ上で提供する情報、サービス、機能を一人でも多くのユーザーがより多くの場面、状況、環境で利用できるようにするための品質基準の1つと答えます。
今回はウェブアクセシビリティについてお話ししていこうと思います。
目次
いまやインターネットは、私たちの生活にとって欠かせない重要なメディアとなっています。
総務省のデータによりますと、
個人のインターネット利用率は約8割
2020年のインターネット利用率(個人)は83.4%となっている。
また、端末別のインターネット利用率は、「スマートフォン」(68.3%)が「パソコン」(50.4%)を17.9ポイント上回っている。
となっています。
インターネットを利用する人が増えるにつれ、多くの高齢者や障害者がインターネットを利用するようになりました。
しかし、利用者の身体的条件によって思うようにウェブサイトを閲覧し、情報を取得できないというケースがあります。
例えば、全盲や弱視といった視覚障害者の方や身体的に制限があり、マウスの操作が難しいといった身体障害者の方です。
すべての人が不都合なくウェブサイトの情報を得られるように対応するにはどのようにするか?
いくつか例をあげますと、
といった対策が考えられます。
実際にウェブサイトを作っていく際には
ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)のガイドラインに沿って作って行くことになります。
ウェブで提供されている情報が、環境や身体的な特徴によって制限されることが困る場合があります。
例えば公共性の高い情報を提供している、行政機関のウェブサイトです。
また、新聞社やテレビ局といった市民に情報を発信することを目的とした組織もそれにあたるでしょう。
公共性の高い機関、組織は環境や身体的な特徴によって制限なく情報を取得できることが望まれます。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会とは、JIS X 8341-3が2010年8月に改正されたのと時を同じくして誕生した組織であり、情報通信アクセス協議会の取り組みの一つです。JIS X 8341-3改正原案作成メンバーや関連企業、関連省庁、ウェブの利用者から構成されています。
JIS X 8341-3の理解と普及を促進するとともに、JIS X 8341-3を利用してウェブアクセシビリティを高めていくために必要な基盤を構築するために、さまざまな活動を行っています。
英語ではWeb Accessibility Infrastructure Committeeと言います。頭文字をとって、WAICという略語(「ウェイク」と発音)を用いることもあります。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会とは、JIS X 8341-3が2010年8月に改正されたのと時を同じくして誕生した組織であり、情報通信アクセス協議会の取り組みの一つです。JIS X 8341-3改正原案作成メンバーや関連企業、関連省庁、ウェブの利用者から構成されています。
JIS X 8341-3の理解と普及を促進するとともに、JIS X 8341-3を利用してウェブアクセシビリティを高めていくために必要な基盤を構築するために、さまざまな活動を行っています。
英語ではWeb Accessibility Infrastructure Committeeと言います。頭文字をとって、WAICという略語(「ウェイク」と発音)を用いることもあります。
実はウェブアクセシビリティは、高齢者や障害者のためだけに向けたものではありません。
確かに、情報の取得が困難なケースが想定されるのが障害者や高齢者であることが多く、配慮が必要であることは間違いないですが、近年はスマートフォンや携帯電話(ガラケー)などからの利用が多くなって来たこともあり、こういった“非パソコン”端末からの利用の際にも、ウェブアクセシビリティは有効に機能します。
ウェブアクセシビリティは、提供者の理解と努力が必要不可欠です。
必ずしも障害者や高齢者のためだけの配慮ではないですが、 高齢者や障害者等の利用に配慮したウェブサイトを製作することが、特に重要な課題となります。
ガイドラインに沿い、ウェブアクセシビリティに関する正しい知識を持ち、ウェブアクセシビリティを理解し、ウェブの情報伝達の保障にチャレンジしていきましょう。